5月からの祝日

5月の祝日

彼岸花

5月3日は「憲法記念日」です。 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する日です。
憲法は、国民の権利・自由を守るために国がやるべきこと・やってはいけないことについて定めた決まりです。 憲法は法律とは違います。 法律は、国民が守らなくてはいけないことですが、憲法は国が守らなくてはいけないことです。
憲法の内容まで理解するのは難しいですが、日本にもきちんとした決まりごとがあって、私たち国民の権利や自由は守られているんだと知っておきましょう。
5月4日は「みどりの日」です。 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ日です。
新緑の豊かな5月にぴったりな日ですね! 4月の祝日の際に軽く説明を入れましたが、2007年の改正より、5月4日がみどりの日となりました。
それまでの5月4日は祝日と祝日に挟まれた「国民の休日」でしたが、みどりの日となったことにより、正式に祝日となりました。
5月5日は「こどもの日」です。 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日です。 端午の節句とも呼ばれ、親しみのある祝日ではないでしょうか?

7月の祝日

7月の第3月曜日は「海の日」です。 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繫栄を願う日です。
四方を海に囲まれた島国・日本ならではの祝日ですよね。 1996年に施行された当初は7月20日でしたが、ハッピーマンデー制度により、第3月曜日になりました。
学生さんなんかは、海の日が終わるともうすぐ夏休み!と思ってウキウキしますよね。

8月の祝日

8月11日は「山の日」です。 2016年の改正祝日法で新設された祝日なので、新しい祝日と言えるでしょう。 お盆前の8月12日を祝日とする案が採用されましたが、1985年に犠牲者が世界最多の単独事故である日本航空123便墜落事故が発生した日であることから、12日を祝日にすることは見送られました。
山の日が国民の祝日として制定される前から、独自で山の日を制定している地方自治体もありました。 国民の祝日としての山の日が制定されたことにより、群馬県では、ぐんま山の日と、ぐんま山と森の月間を2016年5月に廃止をしました。

9月の祝日

9月第3月曜日は「敬老の日」です。 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。 敬老の日も2002年までは9月15日と日付が決まっていましたが、ハッピーマンデー制度により、第3月曜日となりました。
敬老の日は兵庫県多可郡(現在の多可町)が発祥の地と言われています。
9月はもう1日祝日があります。 「秋分の日」です。 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日となります。
春分の日同様、太陽が秋分点を通過する瞬間を含む日なので、日にちがその年によって違います。 秋分の日は彼岸の中日とも言われており、秋分の日と前後3日間を合わせた7日間を秋のお彼岸と言います。
昼と夜の長さがほぼ等しい秋分の日は、彼岸と此岸(いま私たちが生きている世界)が最も近い人考えられ、先祖への感謝の気持ちを表しやすい日だと考えられるようになったそうです。